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zoom RSS 告白<その4> 食の誘惑

<<   作成日時 : 2005/07/02 14:52   >>

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とにかく病院では三度三度、決まった時間に、それまでのオレにしてみれば、こんなのは食い物じゃない!という食事が運ばれてくる。それを黙って食うしか選択の余地はない。情けなさに憤慨しつつもこの修行僧食を繰り返し食べているうちに、驚いたことにその食事を楽しみにしている自分がいた。1680キロカロリーの食事がおいしく感じ始め、野菜にもこんな味があったんだ、と気が付くようになってくる。それまで口にしていた食堂やレストランの食事は味付けが濃く、なんと油っこかったのか、改めて思い至った。10日間に及ぶ入院生活も終りに近づくと、信じがたいことに修行僧食はこの上ないご馳走だと思えるようになってきた。
栄養士の言う1:2:2の炭水化物、タンパク質、緑黄野菜や果物のバランスのとれた食事をしていると、できっこないと思っていた10日で4kgの減量を身を以って経験することになった。

そうは言っても、ひとたびシャバに戻ってくると、食の誘惑は計り知れない。毎日回診に来る医師も栄養士もいないし、うまそうなものは溢れている。退院後2週間は、1680キロカロリーを死守しようと頑張った。しかし、元気な人には、これは辛い。思考能力は減退するは、仕事をする気にはならないは、なんだかイライラするは、集中力はなくなるは、怒りっぽくなるは、病院での食っちゃ寝生活ならば1680キロカロリーに順応することもできたが、このままではオレはまずいことになっちゃうんじゃないか、と不安にさえなった。

医者や栄養士は、「自分の命が大事だったら、1680キロカロリー」の大合唱。「運動のできる環境はありますか?」と会社の健診でも聞かれたことがあったが、1680キロカロリー食についてはいやに自信たっぷりに選択の余地などない断定をするくせに、運動については誰もが「できるだけ身体を動かすようにしましょう」というおざなりで、何も言っていないことと同様のアドバイスしか出てこない。オレ、ノイローゼになっちゃいそうだ、と助けを求めても、でもねぇ、1680キロカロリーを守らなければ後戻りしちゃいますよ、と脅かすことしか言ってくれない。

確かに1680キロカロリー修行僧食の威力は経験した。しかし1680キロカロリーで仕事をし、アクティブな生活をするというのは返って無謀なことのように思えた。その上、退院したからには運動で脂肪燃焼させようと、家のすぐ横の多摩川土手を走り始めたので、1680キロカロリーではとても身が持たない。
そこで、食べたいものは食べる、その代わり余ったカロリーは必ず運動で消費してしまう、というふうに「逆切れ方向転換」をした。普段の生活をすることで1680キロカロリーを使うとして、オレの体重なら30分走ればだいたい300キロカロリーを消費できる。1時間走れば600キロカロリー、つまりその分多く食べられることになるという寸法だ。こんなふうに計算してみると、2000キロカロリー食べても30分以上走れば、脂肪に姿を変える余分なカロリーを残さずにすむ。

妥協のない鉄則を3つ作った。

1.走れなかったときは1680キロカロリー以上の食事はしない。
2.寝る前4時間は胃を空にする。
3.食べたいときには食べる。ただし、その分は消費する。

加えて2つの細則を決めた。

細則1.走ったら、2300キロカロリーまで食べてよい。栄養指導書の2300キロカロリーの食事例を見てほしい。そこには修行僧食ではない、燦然と光り輝く献立!が現れる。
細則2.油もの、ドンブリものは食べない。ただし、鉄則を2週間守ったら、自分への褒美として1回は許す。

細則2は褒美がもらえるようにでもしなければ、ヤケおこしかねないルールだ。大学生の頃、メシとキャベツはいくらでも食べ放題というトンカツ屋にフットボール部の仲間とおしかけ、ドンブリ1杯に付き1切れずつのトンカツとキャベツという配分で食い始め、7杯ドンブリ飯を腹に納めたところで2切れのトンカツを残してギブアップするという情けない実績を持っているオレとしては、カツ丼、天丼、牛丼は日々の常食だった。加えてラーメン、餃子、うな重、ステーキなどなどなど。こってりした台湾風豚の角煮や韓国風骨付き焼肉、スペアリブやモツ煮込みなんかにも目がなかった。魚も大好物で、尾頭付きの煮魚でも焼き魚でも、頬の肉、頭の肉までせせりだしてきれいに食べ尽くすワザを子供の頃から習得してはいるが、これは日常的にそうそう出てくるメニューじゃなかった。

食い物に対する執念というのは意地汚いもので、食べちゃいけないと思うと、その思いに反比例して無性に食いたくなる。やっぱり歳をとってきたんだねぇー、昔みたいには食べられないでしょなどといわれる年齢になると、若いスタッフがオレの食べっぷりを見て目を丸くするのを、まだまだオレだってこんだけ食えるんだぞ、これはヤダ、あれはヤダなんて言ってるから、ひょろひょろの根性なしになっちゃうんだ、と内心見返してやったような気持ちで、無意識に自分の若さを確認できたつもりになっていたのだ。

幸か不幸か、オレはコップ半分のビールでもすぐに眠くなってしまって、アルコール類からの誘惑というのは全く感じないから、赤信号の点灯するのが55歳過ぎまで延びていたのだろう。これで一升酒でも飲むようだったら、赤信号は間違いなく40歳台で点灯していたに違いない。
とにかく鉄則と細則を守るために、誘惑に負けそうになったときには目の前に両足切断爺さんが登場するように自己暗示をかけた。
両足切断爺さんの威力は大変なものだった。

脂肪燃焼苦楽部
実行部長 ジンヒサ

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内 容 ニックネーム/日時
ブチョウ、お酒が飲めなくて、ホントによかったですね。
事務局長
2005/07/07 08:32

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